借金と金利の関係|住宅ローン・カードローンで損しないために

こんにちは。48歳、自営業で一家を支える父です。
私はファイナンシャルプランナー2級・証券外務員1種・宅建士の資格を持ち、「お父さん世代が家族を守るためのお金の知識」を発信しています。
お父さんにとって「借金」は身近なテーマです。
住宅ローン、マイカーローン、教育ローン、そしてカードローンやリボ払い。
これらすべてに共通するのが「金利」です。
同じ金額を借りても、金利次第で返済総額は大きく変わります。
今回は「借金と金利の関係」を初心者向けにわかりやすく解説し、損をしないためのポイントをお伝えします。
1. 借金に必ずついてくる「金利」
借金をするとき、必ず発生するのが「利息=金利」です。
金利は「借りたお金の使用料」であり、返済額を大きく左右します。
例:100万円を借りる場合
- 金利1% → 年1万円の利息
- 金利10% → 年10万円の利息
👉 金利が高いほど返済総額が膨らみ、家計の負担になります。
2. 住宅ローンと金利
お父さん世代で最も大きな借金は「住宅ローン」でしょう。
金利の種類
- 固定金利:借入期間中ずっと同じ金利 → 将来の返済が安定
- 変動金利:半年ごとに金利が見直される → 今は低いが将来上がる可能性あり
返済総額の違い(3,000万円を35年ローンで借りた場合)
- 金利1%:総返済額 約3,500万円
- 金利2%:総返済額 約4,200万円
- 金利3%:総返済額 約4,600万円
👉 金利がわずか1%上がるだけで、数百万円の差が生まれます。
3. カードローン・リボ払いの金利
住宅ローンに比べて怖いのが「カードローン」や「リボ払い」です。
- 銀行カードローン:年5〜15%
- 消費者金融:年18%前後
- クレジットカードのリボ払い:年15%前後
例:50万円を年15%で借りた場合
- 1年間で利息は7万5,000円
- 毎月少しずつ返済していると「元本がなかなか減らない」
👉 手軽に借りられる分、金利負担が大きく、返済が長期化しやすいのです。
4. 借金の怖さは「複利」で膨らむこと
借金の金利は「複利」で増えていきます。
返済が遅れると利息にさらに利息がつき、雪だるま式に膨らんでしまいます。
例:100万円を年18%で放置した場合
- 1年後 → 118万円
- 2年後 → 約139万円
- 5年後 → 約229万円
👉 借金を放置するのは、複利のマイナス効果に飲み込まれる危険な行為です。
5. 損をしないためのお父さん向け対策
(1)借入前に「金利」を必ず確認する
- 利用限度額よりも、金利の%をチェック
- 住宅ローンは金利の1%差で数百万円変わる
(2)住宅ローンは定期的に「借換」を検討
- 今より0.5%以上低い金利に借換できればメリット大
- 手数料や諸費用も考慮する
(3)カードローン・リボ払いは極力避ける
- 緊急時以外は使わない
- もし使ったら早めに一括返済を目指す
(4)生活防衛資金を確保して「借金に頼らない」
- 生活費6か月分を現金で確保
- 借金しなくても済む体制を作る
6. 私自身の経験
私は20代の頃、クレジットカードのリボ払いを軽い気持ちで利用しました。
気づけば利息ばかり払って元本が減らず、精神的にも追い詰められました。
その経験から「金利を理解しない借金は危険」と学びました。
今では、住宅ローンは低金利の変動型で借り換えつつ、繰上返済を計画的に実行しています。
まとめ|金利を制すれば借金は怖くない
今回のポイントを整理すると:
- 借金には必ず金利がつき、返済総額を大きく左右する
- 住宅ローンは金利1%の差で数百万円の違いが出る
- カードローンやリボ払いは金利が高く、危険度が高い
- 借金は複利で膨らむため、早めの返済が重要
- 借金に頼らず、生活防衛資金を持つことが最大の対策
お父さん、借金は決して悪ではありません。
住宅ローンのように「人生の投資」として有効なものもあります。
しかし、金利を理解せずに借りると、家計を圧迫し、家族に迷惑をかけてしまいます。
金利の仕組みを正しく知り、計画的に活用していきましょう。

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