家計管理とライフプランニング|お父さんが知っておくべきお金の基本

こんにちは。48歳、自営業で一家を支える父です。
私はファイナンシャルプランナー2級・証券外務員1種・宅建士の資格を持ち、これまで自身の経験と学びをもとに家計管理や資産形成を考えてきました。
今回のテーマは 「家計管理とライフプランニング」 です。
高校生向けに作られた金融リテラシー教材をベースにしていますが、内容は大人のお父さんにもそのまま役立つものばかり。むしろ「今だからこそ知っておきたい」ことだと思います。
家計管理とは?
「家計管理」とは、家庭の収入と支出をバランスよくコントロールすることです。
社会人になると、収入の柱は 給与(+ボーナス)。一方で支出は、
- 食費
- 住居費
- 水道光熱費
- 通信費
- 交通費
- 教育費
- 医療費
など多岐にわたります。
つまり、収入と支出を正しく把握し、必要な支出と貯蓄の割合を決めることが家計管理の第一歩です。
手取り収入をきちんと知る
例えば給与明細。
支給額が20万円でも、税金や社会保険料を差し引いた「手取り」は17.5万円程度になるケースがあります。
支給額 218,000円 − (税金 11,110円+社会保険料 31,674円)= 手取り 175,216円高校生向け金融リテラシー
この「手取りベース」で生活を設計しないと、赤字家計になりやすいのです。
ボーナスを「なかったもの」と考えて普段の生活を組み立て、入ったときは将来の備えや繰上げ返済に回すのが堅実な方法です。
ライフプランニングとは?
「ライフプランニング」とは、自分や家族の将来の人生設計を描くことです。
- 独身で過ごすのか、結婚するのか
- 子どもは何人欲しいか、どんな教育を受けさせたいか
- 住宅は持ち家にするのか、賃貸を続けるのか
- 何歳まで働くのか
- 老後はどこでどんな暮らしをしたいか
これらを時系列で考えるのがライフプランニングです。
例えば、人生の三大支出といわれるのは 教育費・住宅費・老後資金。
これらはまとまったお金が必要になるので、計画なしには乗り切れません高校生向け金融リテラシー。
生涯の収支バランスを意識する
人生の全体像を見渡すと、
- 収入:給与、退職金、年金、資産運用による利益
- 支出:生活費、教育費、住宅費、老後費、医療・介護費用
といった流れになります。
つまり、目の前の1か月の収支だけでなく、一生を通じた収支バランスを考えることが重要です。
シミュレーターを使えば、収入と支出の推移、貯蓄残高の変化をグラフで確認できます。60歳の時点で貯蓄がマイナスにならないように調整するのが理想です。
多様な働き方と収入の違い
今は働き方も多様化しています。
- 正社員
- 派遣社員
- 公務員
- フリーランス
- 自営業
形態によって収入はもちろん、ボーナスや社会保険の内容も異なります。厚生労働省の統計でも、正社員と非正規社員では年収に大きな差があることがわかっています高校生向け金融リテラシー。
だからこそ「自分の働き方でどのくらいの収入が見込めるのか」を冷静に把握し、家計を設計する必要があります。
まとめ|行き当たりばったりではなく、設計して生きる
ここまでのポイントを整理すると:
- 家計管理とは、収入と支出を正しく把握して運営すること
- 手取りベースで生活を考えることが大切
- ライフプランニングで人生の大きな支出(教育・住宅・老後)を見据える
- 生涯の収支バランスを意識し、シミュレーションを活用する
- 働き方による収入の違いも加味して家計を設計する
「将来どう生きたいか」を描き、そのためにお金をどう準備するか。
これこそが、お父さん世代が家族のためにまず取り組むべきお金の基本です。
👉 次回はPDF第2章「お金の使い方(ニーズとウォンツ・キャッシュレス活用)」を取り上げ、お父さん視点でまとめていきます。
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