家族を守るための保険の選び方|FPがおすすめする3つのポイント

※当ブログはプロモーションを含みます

こんにちは。48歳、自営業で一家を支える父です。
ファイナンシャルプランナー2級・証券外務員1種・宅建士の資格を持ち、これまで多くの家庭の家計相談や保険の見直しに関わってきました。

「家族を守るために保険に入ろう」と思っても、種類が多すぎて何を選んでいいのかわからないという声をよく聞きます。
そこで今回は、初心者のお父さんにもわかりやすいように、保険を選ぶときに絶対に外せない3つのポイントを整理しました。


1. 必要な保障額を「ライフプラン」から逆算する

多くの人がやりがちな失敗は、保険を「勧められるままに契約」してしまうことです。
しかし、本当に大事なのは、自分の家庭にいくら必要なのかを考えること

具体的に考えるべき費用

  • 子どもの教育費(大学卒業までに約1,000万円〜2,000万円)
  • 残された家族の生活費(1年あたり300万円〜400万円が目安)
  • 住宅ローン残債(団信でカバーされている場合もあり)

これらを合計した金額から、公的保障(遺族年金)や貯金を差し引けば、必要な「死亡保障額」が見えてきます。

たとえば、

  • 子どもが小さい家庭 → 大きな保障が必要
  • 子どもが独立済み → 保障額は少なくてよい

というように、ライフステージごとに必要保障額は変わるのです。


2. シンプルな保険を選ぶことが家計を守るコツ

保険商品には、貯蓄型や投資型など複雑なものも多いですが、初心者の方におすすめするのは シンプルな掛け捨て型の保険 です。

なぜシンプルな保険が良いのか?

  • 保険料が安い
  • 必要なときに必要な保障を得られる
  • 見直しやすい

特におすすめは「定期保険」です。一定期間だけ大きな保障を持つことができるため、子育て世代に向いています。
終身保険や養老保険は魅力的に見えますが、保険料が高く、投資や貯蓄の効率が悪くなるケースが多いのです。

一方で医療保険については、入院日額5,000円程度+先進医療特約といった最低限で十分。
「高額療養費制度」がある日本では、医療費の自己負担には上限があるため、過剰に備える必要はありません。


3. 保険は「定期的に見直す」ことが大切

一度加入したら安心、と思って放置してしまうのも大きな落とし穴です。

保険を見直すべきタイミング

  • 子どもが生まれたとき
  • 住宅ローンを組んだとき
  • 子どもが独立したとき
  • 自営業から会社員へ転職したとき

ライフステージが変われば、必要な保障額も変わります。
例えば、子どもが小さいときは大きな死亡保障が必要ですが、独立すればその必要はなくなります。
また、自営業の場合は社会保険の保障が薄いので、会社員よりも医療保障を厚めにするなど工夫が必要です。

見直しは少なくとも5年に一度を目安に行うと良いでしょう。


実際に私が選んだ保険の形

私自身も、30代の頃は複数の保険に加入しており、月5万円近く払っていました。
しかしFPの知識を学び直し、必要な保障を計算した結果、現在は以下のように整理しています。

  • 定期保険:子どもが独立するまでの死亡保障
  • 医療保険:最低限+先進医療特約
  • 損害保険:火災保険・自動車保険は必須

こうして保険料を減らした分、浮いたお金を「つみたてNISA」に回すことができ、将来の資産形成に役立っています。


まとめ|家族を守るための保険選び3つのポイント

保険は「全部入れば安心」というものではありません。
大切なのは、次の3つを意識することです。

  1. 必要な保障額をライフプランから逆算する
  2. シンプルで無駄のない保険を選ぶ
  3. ライフステージに合わせて定期的に見直す

保険はあくまで「万一に備えるための手段」であり、家計の中心ではありません。
浮いたお金を投資や貯蓄に回せば、より強い家計づくりができます。

お父さん、ぜひ一度ご自身の保険証券を確認し、必要な保障と余計な保険料を整理してみてください。
その一歩が、家族を守りながら、安心して暮らせる家計の第一歩になります。