失敗しない家計管理|初心者がやりがちなNG行動5つ

こんにちは。私は48歳、自営業で家族を支える父です。
また、ファイナンシャルプランナー2級・証券外務員1種・宅建士の資格を持ち、これまで多くのご家庭のお金の相談に携わってきました。
家計管理を始めるとき、やる気満々で「これから貯金を増やすぞ!」と決意するお父さん・お母さんは多いのですが、数ヶ月経つと「続かない」「思うように貯まらない」と挫折してしまうことが少なくありません。
その原因は、実は「やり方が間違っているから」ではなく、初心者が陥りがちなNG行動を無意識に繰り返しているからです。
今回は、家計管理を始めたばかりの方に向けて、失敗しないために知っておきたい「NG行動5つ」を紹介します。
NG行動① 完璧を目指して続かない
家計簿をつけようと意気込んで、レシートを1円単位で記録し始める…。
最初は頑張れても、仕事や家事、育児に追われる中でだんだん面倒になり、結局続かなくなってしまうパターンです。
💡 解決策
- 最初から完璧を目指さず「ざっくり管理」でOK
- 家計簿アプリを使えば自動で記録してくれる
- 「食費」「固定費」「その他」など大まかな区分けでも十分
家計管理は「継続すること」が一番大切です。100点満点を目指すより、まずは続けられる方法を選びましょう。
NG行動② 収入を増やす前に支出を見直さない
「副業で収入を増やしたい」「投資でお金を増やしたい」と考えるのは良いことですが、支出の無駄をそのままにしていては意味がありません。
例えば、毎月の固定費(通信費・保険料・サブスク)が膨らんでいるのに放置したままでは、収入が増えても貯金にはつながりにくいのです。
💡 解決策
- まずは支出をチェックし、「削れる固定費」を探す
- 格安SIMに変える、不要な保険を見直す、使っていないサブスクを解約する
- 固定費を月1万円削減できれば、年間で12万円の節約に
「お金を増やす」のは、支出の見直しができてからがスタートです。
NG行動③ 家族に共有せず一人で抱え込む
家計管理を「自分だけの責任」と考え、家族に相談せずに一人でやろうとする方も多いです。
しかし、家族の協力がなければ、無駄遣いを減らすことも、貯金を続けることも難しくなります。
💡 解決策
- 家族会議を開き、「毎月の支出目標」を共有する
- 子どもにも「電気はこまめに消す」など簡単な役割を与える
- 節約を「家族の目標」として一緒に取り組む
お父さん一人が頑張るより、家族全員が協力した方が、結果的に無理なく継続できます。
NG行動④ 貯金の目的を決めずに貯める
「とりあえず貯めよう」と思っても、明確な目的がなければ長続きしません。
気がつけば途中で使ってしまい、「結局貯まらなかった」という経験がある方も多いはずです。
💡 解決策
- 目的別に口座や積立を分ける(教育費、老後資金、旅行など)
- 短期・中期・長期の3つに分けて考える
- 例えば「5年後に教育費で300万円必要だから、毎月5万円積立」など、ゴールを具体的に設定する
目的が明確になると、貯金に対するモチベーションが格段に上がります。
NG行動⑤ 投資や保険に飛びつく
「銀行に預けても増えないから投資を始めよう」
「将来が不安だから保険を増やそう」
こうした行動も、初心者がやりがちな落とし穴です。
知識がないまま投資を始めると、リスクを理解できずに損をしたり、不要な保険に入りすぎて家計を圧迫したりすることがあります。
💡 解決策
- 投資は少額・長期・分散を基本に(例:つみたてNISA)
- 保険は公的保障を踏まえ、最低限の必要保障額にする
- 「よくわからない商品」には手を出さない
まずは家計を安定させてから、余裕資金で投資や保険を検討するのが鉄則です。
まとめ|小さな改善の積み重ねが家計を変える
家計管理で失敗する人の多くは、次のようなNG行動をしています。
- 完璧を目指して続かない
- 支出を見直さず収入増に走る
- 家族に共有せず一人で抱え込む
- 貯金の目的を決めない
- 投資や保険に安易に飛びつく
逆に言えば、これらを避ければ家計管理は驚くほどスムーズに進みます。
家計管理はマラソンのようなもの。短期間で結果を求めるより、コツコツ続けることが一番大切です。
お父さん、今日から無理のない範囲で一歩を踏み出してみませんか?
未来の家族の安心は、今の小さな積み重ねから生まれます。
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