【徹底比較】S&P500とナスダック100に30年間積み立てた結果|3万円投資のリアル

こんにちは。48歳、自営業の父です。
FP2級・証券外務員1種・宅建士の資格を持っています。
今回は、多くの方が迷う「S&P500」と「ナスダック100」への長期積立の違いについて、
実際に毎月3万円を30年間積み立てた場合のシミュレーションを行いました。
節約から投資へステップアップしたいお父さん世代にも、必ず役立つ内容です。
1. 前提条件:3万円を30年間、積立投資した場合
比較条件は次の通りです👇
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 積立額 | 毎月3万円 |
| 積立期間 | 30年間(360回) |
| 積立総額 | 1,080万円 |
| S&P500想定利回り | 年約11.9%(過去30年間平均) |
| ナスダック100想定利回り | 年約14.1%(過去30年間平均) |
2. 結果:30年後の資産額はこうなる!
シミュレーション結果は以下の通りです。
| 指標 | 年利 | 30年後の資産額 | 運用益 |
|---|---|---|---|
| S&P500 | 約11.9% | 約10,356万円 | +約9,276万円 |
| ナスダック100 | 約14.1% | 約17,060万円 | +約15,980万円 |
たった3万円の積立でも、
S&P500では3倍、ナスダック100では6倍近くにまで成長します。
時間を味方につけた「複利の力」がどれほど強力か、
この数字を見るだけで実感できますね。
3. 複利の魔法を“グラフ”で見る

上のグラフを見ると、最初の10年ほどは差が小さいですが、
20年を超えたあたりからナスダック100の伸びが一気に加速します。
つまり、「早く始めるほど、時間が利益を生む」。
同じ3万円でも、30年という“時間”が最大の投資パートナーになります。
4. S&P500とナスダック100の特徴を整理
S&P500とは
アメリカを代表する500社で構成される指数。
景気全体を反映しやすく、安定した成長が魅力。
✅ メリット
- 世界経済をリードする企業群
- 分散が効いてリスクが低い
- 暴落時の下落率が比較的穏やか
- 上位500の企業なので、企業価値が低くなると良い企業と入れ替わりになる。
⚠️ デメリット
- 爆発的な成長はやや控えめ
- 米国中心なので新興国の恩恵は受けにくい
ナスダック100とは
ハイテク・IT企業中心の100社で構成。
アップル・マイクロソフト・アマゾンなど、
“時代を変える企業”が多く含まれます。
✅ メリット
- 高成長企業が多くリターンが大きい
- テクノロジーの進化に強い
⚠️ デメリット
- 景気後退時の値下がりリスクが高い
- セクター偏りがあるため変動が激しい
5. FP視点で見る「お父さん世代のおすすめ戦略」
S&P500とナスダック100、どちらを選ぶかは
「性格」と「目的」で決まります。
- 安定を重視するタイプ → S&P500
(長期でゆるやかに増やしたい人) - 成長を狙うタイプ → ナスダック100
(多少の値動きを気にせず積極的に増やしたい人)
もし迷うなら、
「S&P500:ナスダック100=7:3」
くらいの割合で分散投資するのが現実的です。
6. 節約×投資の最強方程式
このシミュレーションでわかる通り、
毎月3万円という金額でも、30年積み立てれば大きな差になります。
3万円は、
- 毎日のコンビニをやめる
- スマホを格安プランに変える
- 保険を見直す
この3つを実行するだけで、十分に捻出可能です。
節約は“投資の原資”を作るための行動。
投資は“節約の成果”を増やすための行動。
この2つは、同じ未来の安心に向かう両輪なんです。
7. まとめ:早く始める人が勝つ理由
積立投資の本質は「金額」ではなく「時間」です。
S&P500でも、ナスダック100でも、
長く続けた人ほど“複利の魔法”を味方にできる。
10年後に後悔するか、
10年後に資産が笑っているか。
選択は、今この瞬間の“行動”にかかっています。
💡アドバイス
- まずは「つみたてNISA」で始める
- S&P500・ナスダック100は信頼性の高い代表指数
- 迷ったら、金額よりも“継続”を重視する







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