住宅ローンの返済をラクにする3つの方法|繰上返済・借り換え・見直し

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こんにちは。48歳、自営業で一家を支える父です。
私はファイナンシャルプランナー2級・証券外務員1種・宅建士として、
「お父さんのための家計講座」をテーマに、住宅ローンや家計改善のコツをお伝えしています。

物価高・金利上昇が続く今、
住宅ローンの返済を「なんとか軽くしたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。

今回は、無理せず家計を守るために使える3つの具体策、
「繰上返済」「借り換え」「見直し」についてわかりやすく解説します。


1. まず知っておきたい「返済をラクにする考え方」

返済を軽くするには、単に支出を減らすだけでなく、
「ローンそのものの構造を改善する」視点が必要です。

今のように金利が上昇する時期は、
借りた当時と条件が大きく変わっている可能性があります。

つまり、“見直すだけで家計が楽になるチャンス”があるのです。


2. 方法① 繰上返済で利息を減らす

● 繰上返済とは

ローンの一部を前倒しで返済し、残りの返済期間や利息を減らす方法です。

● 繰上返済には2種類ある

  1. 期間短縮型:返済期間を短くして利息を大幅にカット
  2. 返済額軽減型:毎月の返済額を減らして家計を楽にする

物価高で生活費が上がっている今は、
「返済額軽減型」で負担を減らすのが現実的です。


● 効果のシミュレーション

3,000万円を金利1.5%で35年借りた場合、
100万円を繰上返済すると、約40万円の利息を減らせます。

仮に年1回、ボーナスから10万円ずつ繰上返済を続けるだけでも、
総返済額を100万円以上減らせるケースもあります。


● 繰上返済の注意点

  • 手元資金をすべて使わない(生活防衛資金は必ず残す)
  • 金利が低い場合は無理に返さず、運用や貯蓄に回す選択もあり
  • 手数料がかかる銀行もあるため、事前に確認

3. 方法② 借り換えで総返済額を下げる

● 借り換えとは

現在のローンを「より条件の良いローン」に乗り換えることです。

たとえば、
金利1.8% → 1.1%に下がるだけで、
3,000万円の借入なら総返済額が約400万円減る可能性があります。


● 借り換えが向いている人

  • 借入残高が1,000万円以上
  • 残り返済期間が10年以上
  • 現在の金利が1.5%以上

この3つに当てはまる場合、借り換えの効果が出やすいです。


● 注意点

借り換えには「事務手数料」「保証料」「登記費用」など、
数十万円のコストが発生します。

そのため、借り換えで得られる利息削減額が費用を上回るかを必ず確認しましょう。


● 最近の傾向

ネット銀行や新興金融機関では、借り換え専用の低金利プランも増えています。
「固定から変動へ」または「変動から固定へ」など、金利タイプを切り替えることで、
リスクを分散する方法も有効です。


4. 方法③ 家計の固定費を見直して返済余力をつくる

返済をラクにするもう一つの方法は、
「返済以外の支出」を減らして、家計のゆとりを生むことです。

特に効果が大きいのが次の3つです。

  1. 通信費の見直し
     格安SIMや光回線プランの変更で年間3〜5万円の節約。
  2. 保険の整理
     不要な特約を外したり、掛け捨てに切り替えるだけで月5,000円以上の削減も。
  3. 電気・ガスの切り替え
     新電力・都市ガスプランを比較すると、年間1万円以上浮くケースもあります。

これらを組み合わせると、年間10万円以上の家計改善も十分可能です。
この余剰分を繰上返済や貯蓄に回せば、ローン返済はさらにラクになります。


5. ボーナス返済は今の時代に合わない?

ボーナス返済を設定している方も多いですが、
物価高・収入不安定な今はリスクが高い選択です。

将来、ボーナスが減った場合や予期せぬ支出があると、
返済が滞るリスクがあります。

可能であれば、
「ボーナス返済なし」で毎月返済だけに統一し、
余裕ができたときに繰上返済する方が安全です。


6. 私の実例:少しずつの繰上返済が家計を救った話

私自身も、物価が上がり始めた頃に繰上返済を取り入れました。
毎年10万円ずつ、10年間で100万円を返済。

結果、総返済額は約120万円減り、返済期間も1年短縮できました。
無理のない範囲で“コツコツ返す”ことが、家計の安定につながります。


7. まとめ|「返済を減らす」より「家計を整える」

今回のポイントを整理します。

  1. 繰上返済:返済期間を短く or 毎月を軽くできる
  2. 借り換え:金利差で総返済額を数百万円単位で削減可能
  3. 見直し:通信費・保険・光熱費を調整して返済余力を確保

お父さん、今の時代は「頑張って返す」よりも、
“仕組みでラクに返す”ことが大切です。

住宅ローンは長い付き合いになります。
焦らず、家計全体を整えながら、少しずつ軽くしていきましょう。