生活費の理想割合とは?家計管理で見直すべき支出バランス

こんにちは。私は48歳、自営業で家族を支える父です。
ファイナンシャルプランナー2級・証券外務員1種・宅建士の資格を持っています。
家計相談を受けると「毎月頑張って節約しているのに、なぜかお金が貯まらない…」という声をよく聞きます。
その原因の多くは、支出のバランスが崩れていることにあります。
今回は、生活費の理想的な割合と、実際にどう見直せばよいのかをお伝えします。
家計管理に「理想の支出割合」がある理由
家計管理では「何にどれだけ使うか」を把握することが重要です。
例えば、食費が高すぎたり、娯楽費が増えすぎたりすると、貯蓄ができません。
支出の割合を目安として持っておくことで、
- どの項目に使いすぎているか
- どこを削ればよいか
が一目でわかるようになります。
生活費の理想割合(総務省データ+FP目安)
一般的に「手取り収入に対しての理想的な支出割合」は以下の通りです。
- 住居費:25〜30%
- 食費:10〜15%
- 光熱費:5〜7%
- 通信費:3〜5%
- 保険:5〜7%
- 教育費:5〜10%
- 趣味・娯楽費:5〜10%
- 貯蓄・投資:20%以上
例えば、手取り30万円の家庭なら、住居費は7万〜9万円、食費は3万〜4.5万円が目安となります。
もちろん家族構成やライフスタイルで変わりますが、あくまで「基準」として考えると改善の指針になります。
我が家の実例:支出割合を見直した結果
私は自営業なので、収入が安定しない月もあります。
以前は、交際費や趣味に使いすぎてしまい、貯金がほとんどできませんでした。
そこで家計簿アプリを導入し、支出割合をグラフで見える化しました。
すると、
- 食費が手取りの20%を超えている
- 通信費が夫婦で2万円以上かかっている
という問題が判明しました。
改善策として、
- 外食を減らして自炊中心に(食費:20% → 13%)
- 格安SIMに変更(通信費:7% → 3%)
その結果、毎月3万円以上を貯蓄に回せるようになりました。
支出割合を見直すポイント
1. 住居費は「手取りの25%以内」に抑える
家計の中で最も大きな固定費です。
収入に対して家賃や住宅ローンが重すぎると、ほかをどれだけ節約しても苦しくなります。
💡 目安は「手取りの4分の1」。
例えば手取り30万円なら、7万5,000円程度が理想です。
2. 食費は「10〜15%」を意識
食費はコントロールしやすい変動費です。
外食やコンビニが増えるとすぐに15%以上になってしまいます。
私の家では「外食は週1回まで」とルールを決め、まとめ買い+自炊でバランスを取りました。
3. 通信費・光熱費は「合わせて10%以内」
スマホ料金や電気・ガス・水道代も見直しやすい固定費です。
格安SIMや電力会社のプラン変更だけでも、大きな削減効果があります。
4. 保険料は「手取りの5〜7%」まで
「何となく不安だから」と保険に入りすぎている家庭は少なくありません。
必要なのは、万一に備える最低限の保障。
公的制度も踏まえて整理すれば、毎月の保険料を大きく下げられます。
5. 教育費は「無理のない範囲で」
子どもの教育費は将来に大きな影響があります。
しかし、他の生活費を圧迫してまで高額な教育費をかけると、逆に家計が不安定になります。
💡 ポイントは「貯められる範囲で早めに積立」。
我が家では教育費専用口座を作り、月2万円を自動積立しています。
6. 貯蓄・投資は「20%以上」を目標に
家計管理の最終目的は「将来に備える」こと。
手取りの20%を目安に、貯蓄や投資に回しましょう。
例えば、
- 生活防衛資金は銀行預金に
- 将来資金はつみたてNISAやiDeCoで投資信託に
というように、目的に応じて分けて管理すると安心です。
まとめ|支出割合を整えれば自然にお金が貯まる
生活費の支出割合を見直すことで、家計のムダが明確になり、貯蓄に回せるお金が自然と増えます。
理想的な支出割合は以下の通りです。
- 住居費:25%
- 食費:10〜15%
- 光熱費+通信費:10%以内
- 保険:5〜7%
- 教育費:5〜10%
- 趣味・娯楽費:5〜10%
- 貯蓄・投資:20%以上
まずは家計簿アプリを使って、現在の支出割合を確認してみましょう。
そこから1〜2項目だけ改善するだけでも、家計は大きく変わります。
お父さん、家族の将来のために、今日から「支出割合の見直し」を始めてみませんか?

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