初心者向け|金利って何?お父さんが知っておくべき基礎知識

こんにちは。48歳、自営業で一家を支える父です。
私はファイナンシャルプランナー2級・証券外務員1種・宅建士の資格を持ち、日々「家族を守るためのお金の知識」を発信しています。
日常生活でよく耳にする「金利」。
「貯金の金利が低い」「住宅ローンの金利が上がった」などニュースでも頻繁に出てきますが、正直「よくわからない」というお父さんも多いはず。
今回は、初心者向けに 金利とは何か、どう決まるのか、家計にどう影響するのか をわかりやすく解説します。
1. そもそも金利とは?
金利とは、簡単にいえば「お金を借りるときのレンタル料」「お金を貸したときの利息」です。
- 借りる側にとっては「支払うコスト」
- 貸す側にとっては「受け取る報酬」
つまり金利は、お金のやり取りをするときに発生する「使用料」のようなものです。
例:10万円を年利3%で借りた場合
- 1年間借りると利息は3,000円
- 返済総額は10万3,000円
👉 この「3%」が金利です。
2. 金利には2種類ある
金利には大きく分けて 預金金利 と 貸出金利 があります。
預金金利(もらえる金利)
- 銀行にお金を預けるとつく利息
- 普通預金:年0.001%程度(100万円を1年間預けても利息は10円!)
- 定期預金:やや高めだがそれでも0.2%程度
貸出金利(払う金利)
- ローンや借金をするときに支払う利息
- 住宅ローン:0.5〜1.5%程度
- カードローン:10〜15%程度
- 消費者金融:年18%程度
👉 預けてもほとんど増えないのに、借りるときは高い。これが「金利の現実」です。
3. 金利はどうやって決まるの?
金利を大きく左右するのは「日本銀行(日銀)」の金融政策です。
- 景気が悪いとき:日銀は金利を下げる(お金を借りやすくして経済を回す)
- 景気が良すぎるとき:金利を上げる(インフレを抑えるためにお金を借りにくくする)
つまり金利は、経済全体の調整弁の役割を果たしているのです。
4. 金利が家計に与える影響
金利は私たちの生活に直結しています。
(1)住宅ローン
- 金利が上がれば返済額が増える
- 例:3,000万円を35年ローンで借りる場合
- 金利1%:総返済額 約3,500万円
- 金利2%:総返済額 約4,200万円
👉 たった1%の違いで700万円もの差!
(2)教育ローン・マイカーローン
金利が高いと借入コストが大きくなり、家計を圧迫します。
(3)貯金
金利が上がれば預金の利息も増えるため、預金者にはプラス。
(4)投資
金利が上がると株式や不動産投資にマイナスの影響が出やすい。
逆に金利が低いときは投資が活発になります。
5. 金利の種類も覚えておこう
初心者でも知っておくべき金利の種類を整理します。
- 固定金利:借入期間中ずっと同じ金利(安心だがやや高め)
- 変動金利:半年ごとに見直され、将来上がる可能性あり(低めだがリスクあり)
- 実質金利:金利からインフレ率を引いたもの(実際のお金の価値を考慮)
👉 住宅ローンを組むときは「固定か変動か」をよく考える必要があります。
6. お父さん世代が知っておくべきポイント
- 貯金だけに頼ると「低金利+インフレ」でお金の価値が目減りする
- 借金をするときは「金利が何%か」で返済総額が大きく変わる
- 投資をするときも「金利の動き」が相場に影響を与える
👉 金利を理解することは、家計全体を管理する第一歩です。
7. 私自身の経験
私は20代の頃、クレジットカードのリボ払いを軽く考えていました。
金利は年15%以上。数万円の買い物が、気づけば数十万円に膨らんでいたことがあります。
それ以来「金利を理解しない借金は危険」だと痛感しました。
今は住宅ローンを変動金利で組みつつ、返済余裕資金を確保してリスクに備えています。
まとめ|金利を知ればお金に強くなれる
今回のポイントを整理すると:
- 金利は「お金の使用料」
- 預金金利は低く、借入金利は高い
- 金利は日銀の金融政策や景気で変動する
- 金利の動きはローン・貯金・投資に直結する
- 金利を理解することは家計管理の必須スキル
お父さん、金利を知らないままお金を預けたり借りたりすると、損をしてしまいます。
ぜひこの基本を押さえて、賢く家計を守っていきましょう。

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