初心者向け|お父さんが押さえるべき金利とインフレの基礎知識

こんにちは。48歳、自営業で一家を支える父です。
私はファイナンシャルプランナー2級・証券外務員1種・宅建士の資格を持ち、「家族を守るお金の知識」を学び続けています。
今回は初心者向けに 金利とインフレ について解説します。
「金利が上がると何が起こるの?」「インフレって結局いいの?悪いの?」と疑問に思っているお父さんは多いはず。
これらを理解しておくだけで、貯金・借金・投資に対する見方が大きく変わります。
1. 金利とは何か?
金利とは「お金を借りるときに支払う利息」や「お金を預けたときにもらえる利息」の割合を指します。
簡単にいえば「お金のレンタル料」です。
- 銀行に預ける → 金利が高いほど利息が増える
- ローンで借りる → 金利が高いほど返済額が増える
💡 ポイント
金利は「お金を増やす力」であると同時に「お金を減らすリスク」にもなります。
2. 金利の種類
名目金利
銀行や金融機関が表示している金利。
実質金利
名目金利からインフレ率を差し引いたもの。
実際に資産が増える(または減る)力を示します。
例
- 預金金利:2%
- インフレ率:3%
👉 実質金利は「−1%」で、資産の価値は減っていることになります。
3. インフレとは?
インフレとは「物価が上がり、お金の価値が下がる」ことです。
- コーヒー1杯が300円 → 350円に値上がり
- 同じ1000円で買える量が減る
つまりインフレは「お金の力が弱くなる現象」です。
逆に、物価が下がることをデフレといいます。
4. インフレのメリットとデメリット
メリット
- 企業の利益が増え、賃金も上がりやすい
- 借金をしている人は「実質的に返済が軽くなる」
デメリット
- 生活費が上がり、家計を圧迫する
- 預金だけでは資産の価値が目減りする
特に預金中心の家庭では「インフレ=資産が減るリスク」になります。
5. 金利とインフレの関係
インフレが進むと、中央銀行(日銀)は金利を引き上げて物価上昇を抑えようとします。
- 金利が上がる → 借入コスト増、消費や投資が減る → 物価が落ち着く
- 金利が下がる → 借りやすくなり、消費や投資が増える → 景気刺激
つまり金利は「景気や物価を調整するハンドル」の役割を持っています。
6. お父さん世代が注意すべきこと
預金だけに頼らない
低金利が続く日本では、預金の利息はほとんど増えません。
インフレが進むと「実質的に損」をする可能性があります。
借金は金利を確認
住宅ローンやカードローンの金利差は数百万円の違いを生みます。
借金は「金利との戦い」でもあります。
投資でインフレに備える
- 株式や投資信託は物価上昇とともに成長する可能性がある
- つみたてNISAやiDeCoでインフレに負けない資産を作る
7. 我が家の実践例
私は自営業で収入が不安定なため、かつては「とにかく貯金重視」でした。
しかしインフレを学んでから、以下の対策を始めました。
- 預金は生活費半年分を確保
- 余裕資金は「つみたてNISA」でインデックスファンドを積立
- 老後資金は「iDeCo」で確保しつつ節税も実現
その結果、インフレリスクを意識しながら資産を増やす仕組みができました。
まとめ|金利とインフレを理解して家計を守る
今回のポイントを整理すると:
- 金利は「お金のレンタル料」、実質金利が重要
- インフレは「お金の価値が下がる現象」
- インフレが進むと預金だけでは資産が目減りする
- 借金は金利をよく確認すること
- 投資でインフレに負けない家計を作ることが大切
お父さん世代こそ、金利とインフレを理解して「守る+増やす」家計づくりをしていきましょう。
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