金利が投資に与える影響|株・債券・投資信託はどう変わる?

こんにちは。48歳、自営業で一家を支える父です。
私はファイナンシャルプランナー2級・証券外務員1種・宅建士の資格を持ち、日々「家族を守るためのお金の知識」を発信しています。
投資を始めると、必ず耳にするのが「金利が上がった」「金利が下がった」というニュース。
実は金利の動きは、株式・債券・投資信託など、すべての投資に影響を与えます。
今回は、初心者のお父さんでも理解できるように「金利と投資の関係」をわかりやすく解説します。
1. 金利が上がるとどうなる?
金利が上がると、お金を借りるコストが増えます。
企業は資金調達がしにくくなり、消費者も住宅ローンやローンを控えるため、経済活動が冷え込みやすくなります。
👉 結果として、株価や不動産価格にマイナスの影響が出ることが多いです。
2. 金利と株式の関係
金利が低いとき
- 企業が安く資金を借りられる → 成長投資しやすい
- 消費者がお金を使いやすい → 売上が伸びやすい
👉 株価が上がりやすい傾向
金利が高いとき
- 借入コストが増える → 企業の利益が減る
- 個人のローン負担が増える → 消費が落ち込む
👉 株価が下がりやすい傾向
3. 金利と債券の関係
債券は「一定の利息をもらえる金融商品」ですが、金利の変動に大きく影響されます。
- 金利が上がると:既存の債券の価値は下がる
(新しい債券の方が高い利息をもらえるから) - 金利が下がると:既存の債券の価値は上がる
(昔の債券の方が高い利息をもらえるから)
👉 債券は「金利と逆の動き」をするのが基本ルールです。
4. 金利と投資信託の関係
投資信託は、株式や債券など複数の資産を組み合わせて運用します。
そのため、金利の動きによって「中身」が変動します。
- 株式型投資信託 → 金利が下がると有利、金利上昇時は下落しやすい
- 債券型投資信託 → 金利が上がると不利、金利低下時は有利
- バランス型投資信託 → 株と債券の組み合わせで影響が中和される
👉 初心者には「インデックスファンド(全世界株式など)」をおすすめする理由は、金利変動を長期で吸収できるからです。
5. 金利と不動産投資の関係
お父さん世代が気になる「住宅ローン」や「不動産投資」も金利に左右されます。
- 金利が低い → ローンが組みやすく、不動産価格が上がりやすい
- 金利が高い → ローン負担が重くなり、不動産需要が減りやすい
👉 マイホーム購入や不動産投資を考えるときは「金利の動向」が重要な判断材料です。
6. 金利の動きを読むヒント
- 日銀の政策金利:上がると市場全体の金利が上昇しやすい
- アメリカの金利動向:世界の投資マネーは米国金利に大きく左右される
- インフレ率:物価が上がると金利も上がりやすい
👉 金利は世界経済と密接に関係しており、ニュースをチェックするだけでも投資の理解が深まります。
7. お父さん世代におすすめのスタンス
40代・50代は「教育費」「住宅費」「老後資金」が重なる時期。
そのため「金利リスクを取りすぎない投資」が大切です。
- 短期的な金利変動を気にしすぎない
- 長期投資(10年以上)を前提にする
- 株式・債券・現金をバランスよく持つ
👉 金利は上下しますが、長期投資では「ノイズ」にすぎません。大切なのは続けることです。
8. 私自身の経験
私も最初は「金利が上がると株が下がるのでは?」と不安になり、積立をやめようとしたことがありました。
しかし、その後市場は回復し、積立を続けていたらプラスになりました。
👉 金利の影響を短期で予想するのは難しいですが、「長期・積立・分散」を続ければリスクを抑えられると実感しました。
まとめ|金利と投資の関係を知っておこう
今回のポイントを整理すると:
- 金利が低いと株価は上がりやすく、金利が高いと株価は下がりやすい
- 債券は金利と逆に動く(上がれば価値が下がり、下がれば価値が上がる)
- 投資信託は株式型・債券型で影響が異なる
- 不動産投資も金利に左右される
- 長期投資では金利変動を気にしすぎないことが大切
お父さん、金利は投資の世界では「見えない風」のような存在です。
直接コントロールはできませんが、その影響を理解しておくことで、安心して資産形成を続けられるようになります。

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