銀行の投資商品は使うべき?初心者お父さんが注意すべきポイント

こんにちは。48歳、自営業で一家を支える父です。
私はファイナンシャルプランナー2級・証券外務員1種・宅建士の資格を持ち、「家族を守るためのお金の知識」を学び実践しています。
銀行に行くと、窓口で投資信託や外貨預金などの案内を受けた経験はありませんか?
「銀行が勧めるなら安心だろう」と思ってしまうお父さんも多いでしょう。
しかし、銀行の投資商品にはメリットもあれば、初心者にとって注意すべき落とし穴もあります。
今回は 銀行の投資商品との正しいつきあい方 を解説します。
1. 銀行で扱う代表的な投資商品
銀行が勧めてくる投資商品は、大きく分けて次の3つです。
- 投資信託:複数の株や債券をまとめた金融商品
- 外貨預金:ドルやユーロなど外国通貨での預金
- 仕組預金:一定期間引き出せない代わりに高めの金利を提示する預金
一見すると「銀行で買える投資」なので安心感がありますが、どれも 元本保証はありません。
2. 銀行の投資商品のメリット
- 窓口で相談できる
初心者でも担当者に質問しながら購入できる。 - 手続きが簡単
すでに持っている銀行口座で申し込める。 - 分散投資がしやすい
投資信託は少額から複数の銘柄に分散できる。
👉 「投資の入口」としては取り組みやすい点もあります。
3. 注意すべきポイント(デメリット)
① 手数料が高い商品が多い
銀行の窓口で勧められる投資信託は、販売手数料や信託報酬が高めのケースが目立ちます。
長期運用では、このコストが大きな差を生みます。
② 外貨預金は「投資」であり「預金」ではない
ドル預金の金利が高くても、為替が円高になると元本割れします。
しかも預金保険の対象外で、リスクは預金以上に高いのです。
③ 仕組預金は途中解約できない
金利が高く見えても、満期まで引き出せない制約があります。
急な出費に対応できず、結局不便になることも。
4. 銀行の勧誘で気をつけること
銀行員はお父さんの味方でもありますが、同時に「営業マン」でもあります。
ノルマ達成のために商品を勧めているケースも少なくありません。
👉 そのため「銀行員が勧める=ベストな商品」とは限らないのです。
- 勧められた商品は、その場で契約せず一度持ち帰る
- 手数料・リスクを必ず確認する
- 「元本保証に近い」といった説明には要注意
5. 銀行商品以外の選択肢
投資を始めるなら、銀行の商品にこだわる必要はありません。
- ネット証券の投資信託:手数料が低いインデックスファンドが豊富
- つみたてNISA:税制優遇を受けながら少額から投資可能
- iDeCo:老後資金づくりに最適、掛金が所得控除の対象
👉 初心者には「低コストのインデックスファンド+積立投資」が王道です。
6. 銀行の商品を利用するなら?
どうしても銀行で投資を始めたい場合は、次の点を意識してください。
- 販売手数料が0円の商品を選ぶ
- 信託報酬が年0.5%以下のインデックスファンドを選ぶ
- 目的別に口座を分ける(生活費口座と投資用口座を区別)
👉 これなら銀行の商品でも、比較的コストを抑えて投資できます。
7. 私の実践例
私も昔、銀行窓口で勧められるがまま外貨預金を始めたことがあります。
「金利が高い」という理由で飛びつきましたが、円高が進んで結果的に損をしました。
今では投資はすべてネット証券にまとめ、低コストのインデックスファンドで積立しています。
その方が透明性が高く、余計な手数料を払わずに済みます。
まとめ|銀行商品は「選び方」に注意
今回のポイントを整理すると:
- 銀行で扱う投資商品は「投資信託・外貨預金・仕組預金」
- メリットは「相談できる・手続きが簡単」
- デメリットは「手数料が高い・リスクがある」
- 銀行員の勧めがベストとは限らない
- 初心者は「低コスト・積立型の商品」を選ぶのが安心
お父さん、銀行の商品も一つの選択肢ですが、鵜呑みにせず自分で比較することが大切です。
「誰かに勧められたから」ではなく、「家族の未来のために必要だから投資する」。
そう考えることで、投資はギャンブルではなく資産形成の武器になります。
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