初心者向け|お父さんが知っておきたいリスクとリターンの考え方

こんにちは。48歳、自営業で一家を支える父です。
私はファイナンシャルプランナー2級・証券外務員1種・宅建士の資格を持ち、家計管理や資産形成について日々学び実践しています。
「投資はリスクが怖いからやらない」というお父さんも多いでしょう。
でも実は、リスクとリターンの関係を理解しないまま「貯金だけ」に頼るのも大きなリスクなのです。
今回は初心者向けに、リスクとリターンの考え方 をわかりやすく解説します。
1. リスクとは「危険」ではなく「ブレ」
多くの人が「リスク=危険」と考えますが、金融の世界では違います。
👉 リスク=「結果が予想と違う可能性」=「ブレ幅」
たとえば、年利5%の投資信託でも、毎年必ず5%増えるわけではありません。
ある年は+10%、ある年は−5%になるかもしれない。
この上下のブレが「リスク」です。
2. リターンとは「見込みの成果」
リターンは「投資から得られる成果(収益)」のこと。
- 預金:リスク小さい → リターンも小さい(年0.001%など)
- 株式:リスク大きい → リターンも大きい(年平均4〜7%)
つまり「リスクとリターンは表裏一体」であり、リスクを取らなければ大きなリターンは得られません。
3. リスクとリターンの関係をイメージで理解
低リスク・低リターン
- 預金、国債
- 損はほぼないが、インフレに負けやすい
中リスク・中リターン
- 債券ファンド、バランス型ファンド
- 値動きはあるが比較的安定
高リスク・高リターン
- 株式、株式投資信託
- 値動きが大きいが、長期では資産を増やせる可能性大
4. インフレは「見えないリスク」
「リスクを取りたくないから貯金だけ」という考え方にも落とし穴があります。
例えば、物価が毎年2%上がると:
- 預金の利息が0.001% → 実質的には「年2%ずつお金の価値が減る」
つまり 貯金だけに頼ること自体がリスク なのです。
5. リスクをコントロールする方法
投資=怖い、ではなく「リスクを調整する」考え方が大切です。
- 分散投資:日本株・外国株・債券などに分ける
- 長期投資:時間をかけることでリスクを平準化
- 積立投資:毎月同じ金額を投資して平均取得価格を下げる
この3つを組み合わせれば、初心者でも安心して投資に取り組めます。
6. お父さん世代に合ったリスクの取り方
40代・50代のお父さんに必要なのは「攻めすぎず、守りすぎない」バランスです。
- 教育費や住宅ローンの支払いがある → 流動性も確保
- 老後資金は20年以上先 → 長期投資で複利を効かせる
👉 「安全資産(預金・債券)」と「成長資産(株式)」を組み合わせるのが基本戦略です。
7. 私自身の実践例
私は自営業で国民年金しかないため、老後資金は自分で準備する必要があります。
そのために、次のようにリスクとリターンのバランスを意識しています。
- 生活費半年分は銀行預金で確保(無リスク資産)
- iDeCoで株式ファンド中心に積立(老後資金)
- つみたてNISAで全世界株式に毎月2万円投資
こうすることで「短期の値動きに振り回されず、長期的に資産を増やす仕組み」を作っています。
8. まとめ|リスクを理解すれば怖くない
今回のポイントを整理すると:
- リスクは「危険」ではなく「ブレ幅」のこと
- リスクとリターンは必ずセット
- 貯金だけに頼るのも「インフレ」というリスクがある
- 分散・長期・積立でリスクをコントロールできる
- お父さん世代は「守りすぎず攻めすぎない」バランスが重要
お父さん、投資のリスクを正しく理解すれば、怖がる必要はありません。
リスクを管理しながら、リターンを家族の未来に活かす。
これが初心者が最初に身につけるべき金融基礎知識です。
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