金融トラブルに備える|だまされないための知識

2025年10月5日

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こんにちは。48歳、自営業で一家を支える父です。
私はファイナンシャルプランナー2級・証券外務員1級・宅建士の資格を持ち、これまで数多くの家計相談や金融トラブルの相談を受けてきました。

「お金を貯める」「増やす」ことも大事ですが、それ以上に重要なのが 「だまされない」こと です。
どれだけ頑張って貯めても、一度のトラブルで財産を失ってしまうケースは後を絶ちません。

今回は、お父さん世代が気をつけるべき金融トラブルと、その予防策について整理していきます。


よくある金融トラブルの例

投資詐欺

  • 「元本保証で年利10%」
  • 「必ず儲かる仮想通貨」
  • 「有名人が投資しているから安心」

このような甘い言葉で勧誘する詐欺は典型的です。
金融商品に「必ず儲かる」はありえません。

マルチ商法・ネット副業詐欺

  • 友人や知人からの誘いで始める
  • 最初は小さく儲かるが、実態は「新しい会員からのお金を回しているだけ」

気づいた時には被害額が膨らみ、友人関係まで壊れるケースもあります。

クレジットカード・キャッシュレスの不正利用

便利なキャッシュレスですが、スキミングやフィッシング詐欺で情報を抜かれる危険も。
不正利用に気づくのが遅れると被害が大きくなります。

高齢者を狙った詐欺

「オレオレ詐欺」「還付金詐欺」など、家族や年金を狙った手口は今も多数。
将来的に自分や親世代が狙われるリスクも高いです。


金融トラブルを防ぐ3つの原則

1. 「おいしい話」には必ず裏がある

年利数%でも難しい時代に「年利10%保証」はまず詐欺です。
儲け話を持ちかけられたら、「これは本当か?」と疑う習慣を持ちましょう。

2. 契約内容は必ず確認する

金融商品を契約するときは、

  • 契約書
  • 重要事項説明書
  • 会社の登録状況(金融庁・業界団体)

これらを必ずチェック。
登録のない業者や、説明を嫌がる会社は要注意です。

3. 個人情報を安易に渡さない

住所・電話番号・口座番号・マイナンバーなどは詐欺師にとって宝物です。
不審なメールや電話で情報を求められても答えないこと。
クレジットカードの明細や家計アプリの通知を定期的に確認することも重要です。


トラブルに遭ってしまったら?

万が一被害にあった場合は、すぐに専門機関へ相談しましょう。

  • 消費生活センター(188番)
  • 金融庁 金融サービス利用者相談室
  • 警察相談専用電話(#9110)
  • 弁護士会の無料相談

早めに動けば、被害を最小限にできる可能性があります。
「恥ずかしいから」「自分の責任だから」と抱え込むのが一番危険です。


家族全員で情報共有する

金融トラブルの多くは「知らなかった」「相談できなかった」ことから広がります。
お父さんが率先して、家族と以下のようなルールを共有しましょう。

  • 不審な電話・メールは必ず相談する
  • 契約は家族に知らせてからする
  • 子どもにも「ネット詐欺」の危険を教える

こうした習慣が、家族を守る最大の予防策になります。


我が家の実例

私自身も以前、知人から「絶対儲かる投資がある」と誘われたことがあります。
当時はお金に余裕がなく、不安を解消したい気持ちで心が揺れました。

しかし冷静に調べてみると、その業者は金融庁の登録すらされていない会社。
もし投資していたら、大切な資金を失っていたかもしれません。

この経験から「調べる・確認する・家族に相談する」の3つを徹底するようになりました。


まとめ|守る力は攻める力以上に大切

ここまでのポイントを整理します。

  1. 投資詐欺・マルチ商法・カード不正利用など、金融トラブルは誰でも狙われる
  2. 「おいしい話」には必ず裏がある
  3. 契約内容を必ず確認し、登録業者かどうかを調べる
  4. 個人情報は簡単に渡さない
  5. トラブルに遭ったら早めに相談する
  6. 家族全員で情報共有する

お金を「増やす力」も大事ですが、それ以上に「守る力」が必要です。
お父さん、ぜひ今日から「だまされない家計」を家族で作っていきましょう。