お金を借りるときの注意点|ローン・クレジットカード

こんにちは。48歳、自営業で一家を支える父です。
ファイナンシャルプランナー2級・証券外務員1種・宅建士として、日々「お金の借り方」についても多くの相談を受けています。
お金を借りること自体は悪いことではありません。
しかし使い方を間違えると、家計は一瞬で苦しくなり、最悪の場合は破綻につながります。
今回は、お父さん世代にとって身近な「ローン」と「クレジットカード」を中心に、借りるときの注意点を整理してみましょう。
借金は「未来のお金を前借りする」こと
借金は便利ですが、忘れてはいけない本質があります。
それは 「未来の収入を先に使う」 ということ。
- 住宅ローン → 将来の収入で返す前提
- 教育ローン → 子どもの学費を前借り
- クレジットカードのリボ払い → 便利に見えて実は高金利
つまり、借金をすると「将来の自由に使えるお金」が減るのです。
だからこそ、借り入れは「本当に必要か」「返済計画はあるか」を必ず確認しなければなりません。
住宅ローンは「無理のない範囲」で
多くの家庭にとって最大の借金は住宅ローンです。
注意すべきポイント
- 返済額は「手取り年収の25%以内」にする
- ボーナス返済は極力避ける
- 固定金利か変動金利かをライフプランに合わせて選ぶ
住宅は一生に一度の買い物ですが、身の丈以上のローンを組むと生活が苦しくなります。
教育費や老後資金も並行して必要になることを忘れてはいけません。
教育ローンは「最後の手段」
子どもの教育費は確かに大きな負担ですが、可能な限り貯蓄や奨学金(低利率)で賄いましょう。
教育ローンは金利が高い場合があり、返済が長期化すると家計の圧迫要因になります。
どうしても必要なときだけ、少額・短期間にとどめるのが原則です。
クレジットカードは「一括払い」が鉄則
クレジットカードはキャッシュレス時代に欠かせない存在ですが、使い方には要注意です。
- 一括払い:ポイントも貯まり、手数料もゼロ → ◎
- リボ払い:手数料(実質年率15%前後)が発生 → ×
- 分割払い:便利だが金利負担がある → △
「リボ払いは最も危険な借金」と覚えてください。
支払い残高が減らず、気づけば数十万円の負債になっていることも珍しくありません。
自営業のお父さんが気をつけたいこと
私も自営業ですが、会社員と違って「安定収入」が見えにくいため、借金の管理はさらに慎重でなければなりません。
- 不安定な月収を前提に高額ローンを組まない
- クレジットカード利用額は月の売上予測の範囲内に収める
- キャッシュフローを可視化して返済計画を立てる
とにかく「借りられる額」ではなく「返せる額」で判断することが大切です。
借金で失敗しないためのルール
- 借りる前に「本当に必要か?」を3回考える
- 毎月の返済額は手取り収入の25%以内に抑える
- クレジットカードは原則一括払い
- 借金の総額を家族と共有し、隠さない
- 返済が苦しいときは早めに専門家へ相談する
我が家の体験談
私は30代のころ、仕事が不安定な時期に「リボ払い」に頼ってしまったことがあります。
月々1万円の返済だから楽だろうと思っていたら、残高が膨らみ利息ばかり払う状況に…。
その経験から学んだのは「借金は便利なようで、実は家計を縛る鎖になりやすい」ということ。
それ以来、クレジットカードは一括払いのみ、ローンは必要最小限と決めています。
まとめ|借金は「家計の味方」にも「敵」にもなる
借金を正しく使えば、家族の生活を豊かにする力になります。
しかし使い方を誤ると、長年の苦労を台無しにしてしまう危険があります。
今回のポイントを整理すると:
- 借金は未来の収入を前借りすることを忘れない
- 住宅ローンは年収の25%以内、教育ローンは最小限
- クレジットカードは一括払いが鉄則、リボ払いは避ける
- 自営業は特に「返せる額」を基準にする
- 借金は隠さず、必要に応じて専門家に相談する
お父さん、ぜひご自身のローンやカード利用を見直してみてください。
借金を「味方」にできれば、家計はもっと安心・健全になります。
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