就業不能保険の落とし穴|「入って安心」が一番危ない理由

こんにちは、49歳の父です。
FP2級・証券外務員1種・宅建士の資格を持っています。
40代後半になると、
「もし働けなくなったらどうしよう」という不安が現実味を帯びてきます。
その不安につけ込むように勧められるのが
就業不能保険です。
でも実はこの保険、
入り方を間違えると“ほとんど使えない”ことがあります。
この記事では、
父として知っておきたい
就業不能保険の落とし穴を整理します。
就業不能保険の本来の役割
まず前提から。
就業不能保険は、
- 病気やケガで
- 一定期間働けなくなった場合に
- 毎月給付金が出る保険
👉 医療費ではなく、生活費を守る保険
ここは正しい理解です。
落とし穴①|「働けない=すぐ出る」と思っている
これは一番多い誤解です。
多くの就業不能保険は、
- 60日・90日・180日など
- 免責期間があります
つまり、
👉 すぐには1円も出ません。
短期の休職や手術後の回復では、
給付されないケースも多いのが現実です。
落とし穴②|精神疾患は対象外 or 制限あり
重要ポイントです。
- うつ
- 適応障害
- メンタル不調
👉 対象外・給付期間が短い商品が多い
40代後半〜50代で増えるのは、
実は身体よりメンタル由来の就業不能。
ここを理解せず入ると、
「一番困る時に使えない」
ということが起きます。
落とし穴③|給付条件が想像以上に厳しい
よくある条件。
- 医師の診断
- 一定の就業不能状態が継続
- 就労不能の定義が限定的
👉 「働きづらい」ではダメ。
完全に働けない状態でないと
給付されない商品も多いです。
落とし穴④|会社員は公的制度と重複する
ここは冷静に考えるべき点。
会社員の場合、
- 傷病手当金
- 最長1年6ヶ月
- 給与の約2/3
👉 すでに公的な収入保障があります。
この存在を無視して、
- 高額な就業不能保険
- 長期給付型
に入ると、
保険料の払いすぎになります。
落とし穴⑤|「一生保障」に惹かれる
よくあるセールストーク。
「一生安心」
「老後も保障」
でも現実は、
- 老後は働いていない
- 収入保障の必要性が下がる
👉 老後の就業不能は保険で備えるものではない
生活費は、
年金・貯蓄で考えるべきです。
就業不能保険が向いている人
逆に、向いている人もいます。
- 自営業・フリーランス
- 傷病手当金がない
- 生活費の余力が少ない
👉 公的保障が薄い人
この場合は、
- 免責期間を長めに
- 給付額は最低限
が現実的です。
父としての正しい向き合い方
就業不能保険を検討するなら、
① 何ヶ月収入が止まると困るか?
② 公的制度でどこまで補えるか?
③ 貯蓄で何ヶ月耐えられるか?
この順番で考える。
👉 それでも足りない部分だけを保険で補う。
結論|就業不能保険は「不安対策」で入らない
就業不能保険は、
- 入れば安心な保険ではない
- 条件を理解して初めて意味がある
多くの人にとって、
👉 貯蓄+公的制度で足りるケースも多い
保険は、
不安を減らす道具ではなく
家計を壊さないための最低限の安全装置
それ以上でも、それ以下でもありません。






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