50代がやってはいけない保険の入り方|老後不安を増やす5つの落とし穴

こんにちは、49歳の父です。
FP2級・証券外務員1種・宅建士の資格を持っています。
50代に入ると、こんな言葉をよく耳にします。
- 「老後が不安で…」
- 「今のうちに保険を厚くしておいた方がいいですよね?」
ですが、FPとして多くの家計を見てきて思うのはこれです。
👉 50代ほど、保険の入り方を間違えると取り返しがつかない。
理由はシンプルです。
- 収入はこれから増えにくい
- 修正できる時間が少ない
- 保険料は高くなる
今回は、
50代が“絶対にやってはいけない保険の入り方”
を具体的に解説します。
■ なぜ50代の保険見直しは重要なのか?
50代は人生の中でも特別な時期です。
- 子どもの教育費がピーク
- 住宅ローンの返済
- 老後資金を本気で考え始める
この時期の保険判断は、
👉 老後の生活水準を左右します。
■ 50代がやってはいけない保険の入り方①
「老後が不安だから」と保険を足す
これは一番多い失敗です。
- 医療保険を増額
- がん保険を追加
- 終身保険に加入
不安を理由にすると、
保険は必ず増えます。
ですが冷静に考えてください。
👉 老後の不安の正体は、
病気ではなく「お金」です。
保険料を増やすほど、
老後資金を自分で削っているケースも多い。
■ 50代がやってはいけない保険の入り方②
貯蓄代わりに終身保険へ加入する
50代で多い提案がこれです。
「今からでも終身保険で老後資金を」
しかし、
- 利回りは低い
- 途中解約すると元本割れ
- お金の使い道が縛られる
👉 貯蓄目的で保険を使うのは非効率
特に50代は、
- 流動性(いつでも使えるお金)
が何より重要です。
■ 50代がやってはいけない保険の入り方③
医療保険を手厚くしすぎる
「入院1日1万円」
「先進医療特約」
気持ちは分かります。
でも、日本には、
- 高額療養費制度
- 傷病手当金
があります。
👉 保険で備える前に、制度を知ることが先
医療保険に月1万円以上かけているなら、
一度立ち止まって考える価値があります。
■ 50代がやってはいけない保険の入り方④
保障期間を「一生」にしてしまう
50代でよくあるのが、
- 終身医療保険
- 終身がん保険
ですが、考えてみてください。
- 子どもは独立間近
- 収入保障の必要性は下がる
👉 必要な保障は、年齢とともに減る
「一生必要」という前提が、
実は思い込みの場合も多いのです。
■ 50代がやってはいけない保険の入り方⑤
保険の話を“保険屋さんだけ”に任せる
これは非常に重要です。
- 保険は専門的
- 内容が分かりにくい
だからといって、
丸投げは危険です。
最低限、
- なぜ必要なのか
- いくらあれば足りるのか
👉 ここを説明できない保険は要注意。
■ 50代の正しい保険の考え方
50代からは、
「守る保険」から「整理する保険」へ。
ポイントは3つ。
- 起きたら破綻するリスクだけ残す
- 期間はできるだけ短く
- 保険料を老後資金に回す
■ 保険を減らすと老後が見える
実際に、
- 月3万円 → 月1万円
に見直せば、
- 年24万円
- 10年で240万円
👉 老後の安心は、
保険より現金が作ることも多い。
■ まとめ|50代の保険は「勇気を持って減らす」
最後にまとめます。
- 不安を理由に足さない
- 貯蓄代わりにしない
- 制度を知らずに入らない
- 「一生必要」を疑う
- 丸投げしない
50代の保険は、
入るより「やめる決断」が大切です。
伝えたいこと
老後の安心は、
「たくさん入った保険」ではなく、
自分で理解して選んだ家計から生まれます。







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