スーパーの“買い物動線”で節約は決まる|FPが教える“最短で無駄を消す方法”

こんにちは、49歳の父です。
FP2級・証券外務員1種・宅建士の資格を持っています。
今日のテーマは、
あなたの家計を確実に変える“買い物動線”の話。
結論から言います。
節約は、テクニックではなく“動線”で決まります。
これは私が家計相談を受けてきて
多数の家計簿を見てきた中でも
最も改善効果の大きかったポイントです。
■ なぜ「動線」で家計が変わるのか?
スーパーは“お金を使わせるための科学”で設計されています。
- 客が必ず通る場所
- ついで買いを誘発する並び
- 比較できないように配置された価格帯
- 子どもが欲しがる動線
- 入口の特売品で気分を高める設計
これらはすべて
あなたの心理に基づいて作られています。
つまり…
動線を変えるだけで支出は激減する。
■【結論】FPが推奨する最強動線は“逆回り”
多くの人はスーパーの入口から
自然に誘導されるままに進む。
しかしこれは“お店が作った動線”。
節約したいなら、
お店の動線を逆走する。
これが最強です。
■ スーパーは「高い商品を見せて→安い商品に誘導」している
入口付近はほぼ100%利益率の高い商品。
- 惣菜
- パン
- スイーツ
- ジュース類
- 季節商品
これらは客単価アップのために置かれています。
ここを通ると…
→ 今日の食費が一気に上がる
→ 無計画な買い物が増える
→ カロリーも上がる(笑)
だから、
入口には絶対に吸い込まれないこと。
■【最強ルート】目的の売り場に直行して“必要なものだけ買う”
あなたの家計を救う動線はこれ。
■ ① 野菜コーナー → 肉・魚 → 卵・豆腐 → 調味料 → レジ
非常にシンプルです。
このルートにするとどうなるか?
✔ メニューを考えやすい
✔ 無駄な衝動買いが消える
✔ 子どもが欲しがるお菓子コーナーを回避
✔ デザート・パン・菓子の誘惑ゼロ
✔ 時間が短くなるから余計なものを見ない
スーパーで“誘惑に触れる時間”が短くなることが
最強の節約効果を生みます。
■【重要】お菓子・ジュース・パンは“別日”で買う
ここが家計改善のポイントです。
お菓子・ジュース・パンは
“嗜好品カテゴリー”。
これを食費に混ぜるから
食費が毎月乱れる。
だから私は家計相談者に必ずこう伝えます。
嗜好品だけは「買う曜日を決める」
例:
・お菓子:金曜日
・ジュース:土曜日
・パン:日曜日
これだけで
食費のブレがほぼ消えます。
■ スーパーが“絶対に見せたい動線”と“あなたが選ぶべき動線”
● お店が誘導したい動線
入口 → 惣菜 → パン → 菓子 → 飲料 → 精肉 → 野菜 → レジ
→ 最もお金を使うルート
● あなたが選ぶべき動線
外周 → 野菜 → 肉/魚 → 卵 → 必要な調味料 → レジ直行
→ 最も節約できるルート
■ 実際にどれくらい差が出るのか?
データを使って説明します。
【一般的な動線の場合】
・お菓子 300円
・パン 200円
・惣菜 500円
・飲料 150円
合計:1,150円
週3回=3,450円
月=約13,800円
年=165,600円
つまり…
“誘導される動線”は年間16万円失う。
【逆回り動線の場合】
無駄買いゼロ
惣菜・菓子・飲料もゼロ
年間の節約効果は
12万〜16万円。
実際に家計相談で
改善効果の大きいご家庭は
ほぼ全員この動線を守っています。
■【さらに強力】買い物時間は“15分以内”にする
スーパーは滞在時間が長くなるほど
支出が増えます。
実験では、
滞在時間が20分を超えると衝動買い率が2倍になる
15分以内で買うための方法はこれ。
- 買い物リストは3行だけ
(野菜・肉・卵) - 入り口をスルーして外周へ
- 商品を見比べない
- 家族と行かない
これだけで一気に節約できます。
■【実践のコツ】冷蔵庫の写真を撮ってから行く
家計改善者の8割がやっているテクニック。
✔ 買いすぎ防止
✔ ダブり買いゼロ
✔ 在庫管理が一瞬
スマホで2秒。
これだけで万単位の節約が可能です。
■ まとめ:スーパーは“買い物動線”で勝敗が決まる
最後にまとめます。
✔ スーパーは支出を最大化するために設計されている
✔ 節約したいなら“逆回り”が最強
✔ 過度な誘惑ゾーン(惣菜・パン・菓子)は通らない
✔ お菓子とジュースは別日に買う
✔ 滞在時間15分以内で“見る時間”を減らす
✔ 動線を変えると年間12〜16万円浮く
■ 今日からやるべきことは、たった1つ
入口を無視して、野菜売り場に直行する。
これだけで、
家計は確実に改善します。







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