奨学金の現実と正しい付き合い方|「借りていい奨学金・危ない奨学金」

こんにちは、49歳の父です。
FP2級・証券外務員1種・宅建士の資格を持っています。
「奨学金を使えば何とかなる」
この言葉、よく聞きますが、
実はここに大きな落とし穴があります。
奨学金は、
❌ タダでもらえるお金
❌ 苦しい家庭の救済制度
ではありません。
👉 多くの場合、“将来の借金”です。
この記事では、
奨学金の現実と、父としてどう付き合うべきかを整理します。
まず知っておきたい奨学金の基本構造
日本の奨学金は、大きく2種類あります。
① 給付型奨学金
- 返済不要
- 成績・家計要件あり
- 枠は少なめ
👉 取れたらラッキー
② 貸与型奨学金(多くの家庭が利用)
- 返済が必要
- 実質「教育ローン」
ここを理解せずに使うと、
あとで苦しむことになります。
奨学金はいくら借りると、どれくらい返す?
具体例で見てみましょう。
ケース例
- 月5万円
- 4年間(48か月)
👉 借入総額:240万円
返済イメージ(卒業後20年返済)
- 月1.2〜1.3万円
- ボーナスなしでも約20年
これが、
- 就職できなかったら?
- 非正規だったら?
- 収入が低かったら?
👉 人生の選択肢を縛ります。
親世代が誤解しがちなポイント
誤解①「子どもが返すから大丈夫」
確かに返すのは子どもです。
でも現実は、
- 返済が苦しい
- 親が肩代わり
- 結婚・出産に影響
👉 最終的に親に戻ってくるケースも多い
誤解②「借りられるだけ借りるのが正解」
これは非常に危険です。
奨学金は、
👉 借りられる額=適正額ではありません。
限度額いっぱい借りると、
返済が“重すぎる荷物”になります。
正しい奨学金の考え方|3つの軸
軸①「返済後の生活」を想像する
借りる前に、必ず考えます。
- 社会人1年目の手取り
- 家賃
- 生活費
そこに、
👉 毎月1〜2万円の返済がのる
耐えられますか?
軸②「親が全く関与しない」は危険
「本人の責任だから」と放置すると、
- 借りすぎ
- 無計画
- 現実を知らない
という状態になりがちです。
👉 一緒に考えるのが親の役割
軸③「全額奨学金」は最終手段
理想は、
- 学費の一部を親
- 生活費の一部を子
- 足りない分を奨学金
👉 分担する発想
これが、将来の負担を軽くします。
奨学金を使うなら決めておく3つのルール
① 借りる総額の上限を決める
- いくらまでなら返せるか
- 月返済額はいくらか
👉 金額を“見える化”
② 借りる目的を限定する
- 学費のみ
- 仕送りには使わない
👉 生活費に流すと、膨らみやすい
③ 成績・進路と連動させる
- 留年時は見直し
- 進路変更時は再検討
👉 借りっぱなしにしない
奨学金が向いているケース・向かないケース
向いている
- 将来の収入見込みが比較的明確
- 資格職・専門職
- 親子で計画を共有できている
向かない
- 進路が未定
- 何となく大学へ
- 親が内容を把握していない
教育は投資、でも「借金投資」には限度がある
よく言われます。
「教育は最高の投資」
それは間違いではありません。
でも、
👉 借金を背負わせすぎる教育は、リスク投資
親の役割は、
- 可能性を広げること
- 同時にリスクを抑えること
そのバランスです。
まとめ|奨学金は“悪”ではないが“軽く扱うものではない”
奨学金は、
- 使い方次第で武器になる
- 間違えれば足かせになる
制度です。
・借りる前に総額を見る
・返済後の生活を想像する
・親子で共有する
これができれば、
奨学金は「怖いもの」ではなくなります。
父としてできるのは、
借金の現実を一緒に見ること。
それが、
子どもの人生を守る一歩になります。







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