家計が赤字になる本当の理由|9割の家庭がやっているNG習慣

こんにちは、49歳、自営業の父です。
FP2級・証券外務員1種・宅建士の資格を持っています。
家計相談を受けていると、
赤字の家庭には“共通点”があります。
収入が少ないわけでもなく、浪費家でもない。
むしろ「普通に暮らしているだけ」のご家庭ほど赤字になる。
いったい何が原因なのか?
実は、多くの家庭が気づかない“ある習慣”が赤字体質を作っています。
■ 家計が赤字になる理由は「節約不足」ではない
家計が赤字というと、
「節約しなきゃ…」
と思う方が多いですが、実は違います。
節約しても赤字は止まりません。
本当の赤字原因は
“お金を把握していないこと”
これが圧倒的ナンバーワンです。
■ 赤字家庭の9割がやっているNG習慣
では具体的に、ほとんどの家庭にある“赤字のもと”を紹介します。
NG習慣①:支出を“月単位”でしか見ていない
家計簿をつけている人でも、
多くが月単位でしか支出を把握していません。
しかし家計には
・年払い
・突発支出
・季節費
など、月に入ってこない支出が存在します。
例:
・固定資産税
・自動車保険
・車検
・帰省費
・家電の買い替え
・子どもの学校イベント費
・医療費
これらが把握できていないと、
「今月は黒字のはずなのにお金が残らない」
という現象が必ず起きます。
NG習慣②:固定費の“自動引き落とし”を見直していない
固定費は“見直せばすぐ効果が出る”部分ですが、
多くの家庭は 「自動だから気づかない」 という落とし穴にハマります。
見直しが遅れているものは明確で、
・生命保険(過剰保障)
・スマホ(高額プラン)
・サブスク(ほぼ使ってない)
・車関連費(維持費が高いのに放置)
特に生命保険は、FP相談で
月2〜3万円→月3,000円台にできる
というケースが本当に多いです。
NG習慣③:カード払いが「未来のお金」だと理解していない
家計が赤字の家庭ほど、
カード払いの感覚が弱いです。
・今の口座残高で判断
・ポイント付くからお得
・引き落としは“来月”
この状態で使うと
未来の収入をどんどん前借りする形
になり、赤字化します。
家計改善の鉄則は
今あるお金ではなく、“未来の支出”を管理する。
NG習慣④:“なんとなく買い”が多い
このタイプの支出は家計を確実に壊します。
・ドラッグストアでつい買う
・スーパーで“特売だから”買う
・コンビニの新商品
・100円ショップでちょこちょこ
金額は小さいですが、
積み重ねると月1〜2万円の赤字要因になります。
節約は大物ではなく「小さい無意識支出」から始まります。
NG習慣⑤:家計の“目的”がない
家計が赤字になる最大の理由のひとつが、
お金に目的がない状態で暮らしていること。
目的がないと人は判断基準を失い、
支出がゆるゆるになります。
・なんとなく保険に入る
・なんとなく外食
・なんとなくサブスク延長
・なんとなくカードで買う
この「なんとなく」が家計を壊します。
お金は“目的”を作った瞬間、
使い方が劇的に変わります。
■ 【重要】家計が改善する家庭には“3つの共通点”がある
赤字家計を何件も見てきた父として断言します。
家計を改善できた人は、次の3つを実行しています。
✔ ① 年単位の予算を作る
月ではなく年で家計を見る。
これだけで赤字はほぼ消えます。
✔ ② 固定費を“ゼロベース”で見直す
特に生命保険・スマホ・車。
ここを削ると月1〜3万円は固いです。
✔ ③ 使うお金に“理由”を持つ
理由のない支出は削れる。
理由のある支出は価値がある。
この考え方が家計改善の心臓部分です。
■ 家計が赤字の家庭ほど「改善の伸びしろ」が大きい
家計相談をしていていつも思うのは、
赤字家計は「能力がない」のではなく、仕組みを知らないだけ。
仕組みを整えさえすれば、
どんな家庭でも黒字化できます。
あなたの家計にも、きっと改善できる余地があります。







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