投資初心者がやりがちな“タイミング投資”の失敗例|父の視点でわかりやすく解説

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こんにちは、49歳自営業の父です。
FP2級・証券外務員1種・宅建士の資格を持っています。

今回は、投資初心者が必ず一度はやってしまう
“タイミング投資の失敗” についてお話しします。

実はこの失敗、
私も若い頃にしっかり経験しています。

「今が底だ!」「落ちてるから買いだ!」
こんな感覚で投資すると、ほぼ確実に失敗します。

なぜなのか?
そして、どうすれば避けられるのか?

わかりやすく解説します。


■ そもそも「タイミング投資」とは?

タイミング投資とは、
「安く買って高く売る」ために、相場のタイミングを予測して売買する投資法。

株価が下がったら買い、
上がったら売る──

一見すると当たり前で簡単そうに見えますが、
初心者がやると必ず失敗すると言っても過言ではありません。


■ 初心者が“タイミング投資”で失敗する理由

① 下落相場は「底」だと思っても、さらに下がる

初心者がよくやる勘違いがあります。

「昨日より安い=買い場」ではない。

市場は常に変動します。
・戦争
・金利上昇
・不況
・企業業績の悪化

こうした要因で下落する時、
株価は 2倍〜3倍下がることも普通 です。

「そろそろ上がるだろう」
というのは“願望”でしかありません。


② 上がり始めると怖くて買えない

逆に、上がり始めると
「今買うと高値掴みかも…」
と不安になります。

そしてまた下がるのを待ち、
結果的に…

“高く買って安く売る”という最悪のパターンに陥る。

これは初心者が最もやりがちな失敗です。


③ 人間の脳は「相場の波」に負けやすい

投資で最も厄介なのは、
自分の感情が相場に支配されるということ。

・下落 → 怖い → 買えない
・上昇 → 高い → 買えない

つまり、
どの局面でも買えなくなる のです。

タイミング投資は、
「自分の感情」と「市場」を同時に読まなければならず、初心者にはほぼ不可能です。


■ 実際の失敗例(私の実体験)

私は20代の頃、株式を手動で買って、
タイミング投資に挑戦していました。

しかし結果は、

・下がったと思って買う → さらに下落
・怖くて売る → 反発して上昇
・結局、損だけが残る

という典型的な初心者パターン。

今振り返れば、
感情で投資していた のが最大の失敗でした。


■ “タイミング投資”が難しい理由(データ)

過去20年間の調査では、
市場の上昇日のたった5日を逃すだけで、リターンが半分以下になる
というデータがあります。

つまり、
「底で買って、天井で売る」
どころか、

“少しミスるだけで大損”

これがタイミング投資の怖さです。


■ 避けるための方法:初心者は“時間分散”が最強

ではどうすればいいのか?
答えはシンプル。

積立投資(ドルコスト平均法)を使う。

毎月一定額をコツコツ投資することで、
・上がっても買う
・下がっても買う
・自動的に平均購入単価が下がる

という仕組みが働きます。

これは“投資初心者の最大の武器”です。


■ 投資初心者がやるべきことは「未来を読む」ことではない

投資初心者がやるべきは、
タイミングを読むことではなく、ルールを決めて淡々と続けること。

✔ 毎月1万円〜3万円
✔ つみたてNISA
✔ 全世界株やS&P500などのインデックス

これなら感情も関係なく、
市場に振り回されない投資ができます。


■ まとめ:タイミング投資で成功するのは“プロでも難しい”

最後に重要な事実を。

プロの運用者ですら、
タイミング投資で勝ち続けるのは非常に難しい。

まして私たち一般家庭の「父」が、
仕事・家事・育児をしながら相場を読むのは不可能です。

だからこそ、
初心者は絶対にタイミング投資に手を出さない方がいい。

投資の世界は「感情との戦い」です。
勝つための方法は一つ。

“時間を味方にした積立投資”をすること。

これだけで、
10年・20年後の資産はまったく違ってきます。