子どもと学ぶ“お金の3ステップ”|使う・貯める・増やすを家庭で体験

こんにちは。49歳、自営業の父です。
FP2級・証券外務員1種・宅建士の資格を持っています。
今回は、家庭でできる「子どものお金教育」について。
学校ではまだ十分に教わらない「お金の知識」ですが、
実は、家庭の中で自然に身につけさせることができるんです。
私は小学生の子どもを持つ親として、
“お小遣い”をきっかけに、使う・貯める・増やすの3ステップで
お金の感覚を育てる取り組みをしています。
この記事では、誰でも家庭でできる具体的な実践法を紹介します。
1. 子どもに「お金の教育」はまだ早い?
多くの親が、「お金の話=がめつい」「まだ早い」と感じています。
でも本当はその逆。
お金の扱い方を知らないまま大人になると、
「稼ぐ」「使う」「守る」力が身につかず、社会に出たときに苦労します。
✅ 大切なのは、“お金=悪いもの”ではなく“道具”と教えること。
お金は「夢を叶えるための手段」であり、
上手に使えば人生を豊かにしてくれるものです。
2. 第1ステップ:「使う」〜お金は“感謝と交換”である〜
まず最初に学ばせたいのは、「使う」の感覚です。
子どもにとって、最初のお金の使い方は“お小遣い”。
ここで伝えるべきポイントは、
「お金は人への感謝と交換で動いている」ということ。
例えば👇
- お菓子を買う → 作ってくれた人へのありがとう
- ゲームを買う → 楽しさを作ってくれた人へのありがとう
お金は、単なる数字ではなく「ありがとうの証」。
この感覚を小さいうちに持つことが、浪費を防ぐ第一歩です。
💡 実践例
- お小遣い帳をつける
- 欲しいものを“買ったあとどう感じたか”を書かせる
- 「高い」「安い」ではなく「価値があるか」を考えさせる
3. 第2ステップ:「貯める」〜目的のある貯金を学ぶ〜
次に教えたいのが「貯める」力。
ただ「貯金しなさい」と言うだけでは続きません。
重要なのは、「なぜ貯めるのか」を一緒に考えることです。
たとえば👇
- 欲しいゲームソフトのために3ヶ月貯める
- 家族旅行で自分のおやつ代を貯める
- 将来の夢のための“未来貯金箱”を作る
「目的のある貯金」は、我慢ではなく“ワクワクの延長”。
親が一緒に目標を設定してあげることで、
“計画して待つ楽しみ”を学ぶことができます。
💡 実践例
- 三つの貯金箱を用意(使う・貯める・寄付する)
- 月のお小遣いのうち“3割”を自動で貯金箱へ
- 目標を達成したら、親も一緒に「よく頑張ったね」と褒める
4. 第3ステップ:「増やす」〜“働く”と“投資”の違いを体験で学ぶ〜
小学校高学年になったら、
「お金を増やす」ことにも触れさせましょう。
といっても、株や投資信託を買わせる必要はありません。
まずは「働く=お金を得る」という実感から。
💡 家庭でできる“増やす体験”の例
- 家のお手伝いをしたら「ありがとうポイント」を付ける
- 貯めたポイントを現金やご褒美に交換
- 家族で株主優待の話をしてみる
こうした経験から、
「お金は人の役に立つことで増える」という本質を学べます。
また、親がNISAや積立投資をしている場合は、
その画面を一緒に見せて説明するのも良いです。
「これは毎月少しずつ“お金に働いてもらってる”んだよ」
と伝えるだけで、子どもは“お金にも仕事がある”と理解します。
5. 親が“見せて教える”のが一番の教育
お金の教育は、言葉ではなく行動で見せることが一番効果的です。
- 家計の話をオープンにする
- 節約・投資・保険をどう選んでいるかを話す
- 「うちはこうやってお金を使っている」と共有する
親が“お金を考える姿”を見せることが、
子どもにとって何よりの教材になります。
6. まとめ|お金は「生きる力」
子どもにお金の話をすることは、
単なる金銭教育ではなく、生きる力を育てることです。
- 使う → 感謝を学ぶ
- 貯める → 計画を学ぶ
- 増やす → 価値を生む力を学ぶ
この3ステップを家庭で繰り返すことで、
子どもは自然と「お金に振り回されない人」になっていきます。
💬 今日のひとこと
「お金は“勉強するもの”ではなく、“使いながら学ぶもの”。」






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