子供のお小遣い、我が家はポイント制|“使う”より“貯める”を育てる

こんにちは、FP2級・証券外務員1種・宅建士の資格を持つ、自営業の父です。
今日は、わが家のお金教育の話を少し。
テーマは「お小遣い」──でも、普通のお小遣いとは少し違います。
わが家では“ポイント制”を採用しています。
1. 「お小遣い=自動でもらえる」ではなく「行動で得る」
私自身、子どものころは「毎月いくら」と決まってお小遣いをもらっていました。
でも社会に出て感じたのは、お金は“努力の対価”で入ってくるということ。
その経験から、うちでは子どもに「ポイント制お小遣い」を導入しました。
2. ルールはシンプル:行動にポイントをつける
具体的にはこんな仕組みです👇
| 行動内容 | ポイント | 備考 |
|---|---|---|
| 朝、自分から起きる | 2P | 親が起こさなくても起きたらOK |
| 宿題を自分からやる | 3P | 文句を言わず始めたら加点 |
| 食後の片付けを手伝う | 5P | ありがとうで1ボーナスP |
| テストで目標点を超える | 10P | 小さな成功を可視化 |
| 嘘をつかず正直に話す | 5P | 信頼を育てる行動も評価 |
| ゲームの時間を守る | 3P | 自制心ポイント |
毎週末に合計し、1ポイント=10円として換算。
50Pたまれば、500円分のお小遣いになります。
3. 「お金の使い道」も選択制
ポイントを現金で渡すこともありますが、基本は選択制です。
- ① 現金(好きなものを買える)
- ② 貯金(次の月に繰り越し+利子1%)
- ③ ポイントの時間化(1時間ユーチューブを見れるなど)
この“選択の体験”が大事なんです。
ただもらうだけでなく、「どう使うか」「貯めると何が起きるか」を自分で考えるきっかけになります。
4. ゲーム感覚だから続く
ポイント制にしてから驚いたのは、子どもが自分で管理するようになったことです。
「今日、何ポイント貯まった?」
「来週は100ポイントいけるかな?」
ノートにメモしたり、Excelのシートに記録していたり(親よりまじめです…笑)。
数字が増える楽しさ=お金を「使う」より「育てる」感覚を自然に学べていると感じます。
5. “お金=感謝”を伝えるきっかけにも
もう一つの目的は、お金の重みを伝えること。
「お父さんも、お母さんもお金を“もらっている”んじゃなくて、“働いて得ている”んだよ」
この言葉を理解してもらうのに、ポイント制はぴったりでした。
家事の手伝いひとつでも、「ありがとう、5ポイント!」と伝えることで、
“行動の価値”と“感謝”を同時に伝えられます。
6. 金融教育の第一歩は「管理すること」から
小学生のうちに「貯める」「使う」「計画する」の流れを経験しておくことは、
中学・高校になったときの金銭感覚に大きな差を生みます。
お金の話は、「教える」より「体験させる」ことが大切。
そのためのツールとして、ポイント制は親子どちらにも無理がありません。
7. FPとして感じる“子どもマネー教育”の本質
お小遣いを「渡すだけ」にしてしまうと、
子どもは「お金=もらうもの」と認識してしまいます。
でも、「お金=行動の結果」と理解できれば、
社会に出ても“自分でお金を作り出す力”を自然に身につけられる。
それが、将来の資産形成の基礎につながります。
8. まとめ:「貯める力」は家庭で育つ
わが家の“お小遣いポイント制”は完璧ではありません。
ときどきポイントのつけ忘れもありますし、
「今週はちょっと多めに!」なんて交渉されることも(笑)。
でもそれも含めて、
「お金は“話し合いで決まる”」
という社会の仕組みを学ぶ、良い経験だと思っています。
💬 今日のひとこと
「お金は“渡す”より“考えさせる”。家庭が最初の経済教室です。」






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